被害回復訴訟
学校法人東京医科大学において選考基準を明らかにせず実施されていた入学試験について、その受験料返還を求めたい方への情報提供の呼びかけ
すでにメディアで報道され、また、学校法人東京医科大学(以下、当該大学)がウェブサイトで公表しているように、当該大学において女性および多年浪人生に対する選考基準が明らかにされないまま、入学試験が行われていたことが判明しました。
【当該大学のウェブサイトと調査報告書】
- http://www.tokyo-med.ac.jp/news/2018/0807_191427001856.html
- http://www.tokyo-med.ac.jp/news/media/docs/20180806houkokusyo.pdf
本件では二次試験の小論文において受験生全員の得点に0.8 の係数をかけた上で受験生の属性に従って加点するという得点調整が行われていましたが、女性や多年浪人生に対しては0.8の係数をかけた後の加点がなされず、そのため女性や多年浪人生にとってその他の受験生よりも不利な選考基準となっていました。 そして、このような選考基準があることを事前に一切告知しないまま受験生を募集し、選考料(受験料)が徴収されています。
当機構は、当該大学から上記のような選考基準を知らされなかったことにより、成績に応じて適正に合否が判定されると誤信して受験した方について、選考料の返還を当該大学に求めていくことを検討します。そのため、これまで受験した方の中で選考料の返還を希望される方がどの位いらっしゃるかを知りたいと考えますので情報提供をお願いします。
情報提供をいただける場合にはコチラから書き込みいただくか、平日10時~12時または13時~17時までの間に消費者機構日本(03-5212-3066)までお電話ください。よろしくお願いします。
本件は当該大学に対する裁判または裁判外の要請について検討するために情報提供を呼びかけるものです。
全ての受験生の方が選考料返還の要請対象になるとは限らず、情報を提供していただいても対象とならない場合がありますので、あらかじめご承知おきください。