賛助会員の活動紹介

生活協同組合ユーコープの社会貢献活動のご紹介

 消費者機構日本(COJ)では、賛助会員としてご支援いただいている企業・団体の皆様の社会貢献活動やCSR活動等について、順次ご紹介させていただいております。

 今回は、生活協同組合ユーコープ(以下、「ユーコープ」と表記)からご寄稿いただきました。

ユーコープとは

 ユーコープは、神奈川、静岡、山梨県内で約180万人の方が加入し、利用している生活協同組合です。2013年3月21日にコープかながわ・コープしずおか・市民生協やまなしは組織合同をして、ひとつの生協「ユーコープ」になりました。ユーコープの「ユー」には、「友」「優」「結う」、そして英語の「YOU」「United(連合した)」「Union(連合)」と、たくさんの思いが込められています。

 基本理念として「『人-社会-自然』の調和ある平和な社会の実現に貢献する」、2020年になっていたい姿として「人と人をつなぎ、生きるを支える」というビジョンを掲げています。商品やサービスを通じて、誰もが安心して笑顔で暮らせる地域づくりに貢献し、安全・安心な食品、平和、環境、福祉、子育てなどさまざまなテーマに組合員の皆さんとともに取り組んでいきます。

2013年度版CSR報告書について

 10月下旬にアップ予定です。

ユーコープの社会貢献活動

 さまざまな取り組みを行っていますが、そのなかで特徴的な活動をご紹介します。

安全・安心をお届けします

 ユーコープが考える食の安全・安心は、「商品の品質管理」、「食料の安全保障」、「情報提供とコミュニケーション」の3つです。生産者・取引先の皆さんと取り組む着実な品質管理。環境保全や食料問題を考え、持続可能な社会づくりへ貢献していくこと。そして最新の情報収集に努め、組合員のみなさんと主体的に学び、考えていくこと。ユーコープは真摯に取り組み続けます。

食卓の安心のために「食と食料」

 ユーコープらしさの3つの基本「安心感、良質感、低価格」を大切にしながら、「食と食料」に関するいろいろな取り組みを進め、皆さんの期待に応えます。

  • 食卓と産地を結ぶ「コープの産直市」
     ユーコープの店舗でコープの産直産地の生産者が、来店の組合員に、自分たちの生産した野菜・肉・米などの産地のこだわりやおいしい食べ方を直接紹介しました。これまでよりも多くの組合員が生産者と交流する機会を持つことができました。
  • 「コープの産直・産地指定」
     ユーコープでは「産直」を強化するために、商品の品質安定や数量の確保、生産コストの削減などを地域単位で年間を通じて取り組むことができる「まるごと産直」も進めています。ユーコープの「まるごと産直」産地は、「ながさき南部生産組合」「ふらの農業協同組合」「花巻農業協同組合」です。
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  • 「おいしいごはんプロジェクト」
     日本の農業を応援し、ごはんを真ん中にしたバランスの良い食生活をおすすめするプロジェクトです。「コープの田んぼ」と「ひとめぼれチャレンジ」を中心に、情報発信を進めています。
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地域・社会に貢献します

 協同組合の特性を活かし、事業と組合員活動を通じて、地域の人々の豊かなくらしと社会の持続的発展に貢献します。

  • これまでも、これからも、継続的に「東日本大震災復興支援」
     東日本大震災から2年半が経過しますが、被災地の復興が十分に進んでいる状況とはいえません。私たちは全国の生協とともに東日本大震災復興支援募金や被災地産商品のご案内など、被災地支援に尽力してまいりました。これからも、被災者を想う組合員一人ひとりの思いを大切にしながら、被災地との架け橋となる活動や、経済支援につながる取り組みについて、神奈川・静岡・山梨の180万人の組合員とともに、長期に渡る「東日本大震災復興支援」を進めてまいります。
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  • 世界の子どもたちに笑顔と夢を。「みるくぼきん」
     おうちCO-OP(宅配)や店舗でコープ商品の牛乳1本(1L換算)をお買い上げごとに1円を、ユーコープがユニセフのアメリカ教育支援プログラムとWFP国連世界食糧計画の学校プログラムに寄付し、世界の子どもたちを支援します。2008年度より実施し、2012年度までの募金総額は、2,977万173円です。
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  • 地域・行政との連携した「見守りサービス」
     宅配事業「おうちCO-OP」・夕食宅配「マイシィ」の定期的な商品配達という特性を生かし、配達担当者がお届け先で異変を察知した場合に、お預かりしている緊急連絡先や行政の指定連絡先に通報して、安心して暮らせる地域づくりに貢献しています。
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地球の未来を考えています

 ユーコープでは、2011年3月21日、今後の環境活動を行う際の基本的な考え方をまとめた「2020年に向けたコープの環境基本政策」を策定しました。廃棄物やCO2排出量の削減、省エネルギーの推進など、環境保全に貢献するさまざまな活動に取り組んでいます。

  • 環境にやさしいお店を展開「コープのエコストア」
     環境負荷軽減型店舗(エコストア)づくりを積極的に行っています。店舗前面のガラス面を広く取って採光を取り入れたり、太陽光発電により自然エネルギーを活用したりしているほか、施設照明のLED化や高効率の冷凍冷蔵施設・空調設備などの導入を図り、消費電力量、電力負荷の軽減を進めています。
  • 一人ひとりの「少しずつ」を大きな力に!「店舗のレジ袋の削減」
     ユーコープでは全国の生協や一般スーパーに先駆けて1980年代から「お買い物袋持参運動」を始め、レジ袋を有料化しました。神奈川県、静岡県の店舗では1袋10円で供給し、さらに市民生協やまなしでは2008年にレジ袋を原則廃止しています。今では、9割以上の方がマイバックやマイバスケットをお持ちになります。なお、その収益金はリサイクルの推進や諸団体の環境活動の寄付などに使用しています。