賛助会員の活動紹介

サンスターのCSR活動のご紹介

 消費者機構日本(COJ)では、賛助会員としてご支援いただいている企業・団体の皆様の社会貢献活動やCSR活動等について、順次ご紹介させていただいております。

 今回は、サンスター株式会社(以下「サンスター」と表記)様から、サンスターのCSR活動の取り組み状況についてご寄稿いただきました。

サンスターについて

 サンスターの起源は1932(昭和7)年に自転車の部品販売に始まります。その後、自転車用ゴム糊(タイヤ・チューブ用接着剤)を自社製造販売して成功しました。当時、ゴム糊を入れていたのが金属チューブ。ここに歯磨を入れるという創業者の決断から、1946年「サンスター歯磨第1号」が誕生し、1950年にサンスター株式会社が、設立されました。
 現在では、独創的で高品質なオーラルケア製品をはじめ、スキンケア製品、ヘアケア製品、健康食品を提供しています。

 サンスターは「常に人々の健康の増進と生活文化の向上に奉仕する」という社是のもと、世界の人々の「健康」と「生活文化」に貢献する会社として社会的責任を果たす努力を続けています。

サンスターのCSR活動

 サンスターは環境保全活動と社会貢献活動を推進し、社会に、地球にやさしい企業活動を実践しています。

環境保全活動

 サンスターの「環境方針」は、社是を理念として、7つの方針を掲げています。

  1. 地球環境問題の重要性を認識し、環境との調和と共生に配慮した事業活動を推進する
  2. 企業活動の様々な場面で省資源・省エネルギー・リサイクル・廃棄物削減など環境負荷低減に取り組む
  3. ライフサイクルの各段階において、環境負荷低減に配慮した商品開発と資源・エネルギーを効率的に使用する技術開発に取り組む
  4. 関連する環境法規制及びその他の合意事項を守り、事業活動を通して人々の安全な生活の実現を目指す
  5. 全従業員に環境方針を周知し、環境保全を遂行できるように環境教育を推進する
  6. 環境への取り組み内容と製品の環境に関わる情報を可能な限り提供する
  7. 企業として自主的に環境保全に取り組み、社会貢献活動に参画する

<事例紹介>お客様の声から生まれた「環境にやさしいボトル」
 G・U・Mデンタルリンス大容量サイズのボトルを手で簡単につぶせるボトルに変更しました。

社会貢献活動
オーラルケアの啓発・支援

 オーラルケアを中心とした地道な保健啓発活動は、サンスターが長年継続している活動のひとつです。オーラルケアの大切さや方法を子どもたちにわかりやすくお伝えしています。また、世界各地で活動する日本の国際協力NGOへの支援もおこなっています。


ハブラシの寄付Cape Verde(アフリカ)


アジア(上海)


米州(カナダ)


日本(福島)

お口と全身の健康の関わりを啓発
~1986年から国際シンポジウムを日・米・欧で継続的に開催~

 サンスターは、オーラルケアから始まる健康づくりとその大切さについて、世界に先駆けてシンポジウムなどを通じ、情報発信をおこなってきました。近年は、医科歯科の専門家との協働により、糖尿病やがんの治療におけるオーラルケアの重要性などにも範囲を広げ、啓発活動を続けています。

HIV/エイズの啓発支援
~国際的保健問題 疾病理解のための啓発活動~

 現在では、治療やケアが発達し、普通の生活を送ることができる疾病となったHIV/エイズ。しかし、根強い差別や偏見のために、正確な知識・理解が広がらず、HIVとともに生きる人びとも暮らしにくいという状況があります。サンスターはさまざまな形で、国連ミレニアム開発目標(MDGs)の1つであるHIV/エイズ対策を支援しています。


レッドリボンネイルによるエイズ啓発活動

文化の発展のために
~日書展サンスター国際賞~

 日本の書道界で最も権威のある日本書道美術院が主催する「日書展(にっしょてん)」は、いくつかの賞を設けて優れた作品に授与していますが、中でも日本書道美術院の役員の作品に授与される書道界で最も栄誉ある賞が「サンスター国際賞」です。日本の優れた書道を世界に発信するサンスターの文化貢献活動のひとつとなっています。


受賞者と受賞作品

 このほか、社員のボランティア活動として、会社行事、事業所単位、また個人レベルでも、グループ拠点各地で様々なボランティア活動が行われています。

一般財団法人サンスター財団の活動
~健康管理、疾病予防、健康科学者、医療従事者の教育貢献~
東日本大震災復興地支援
~サンスター財団とフォルクスヒルフェ・オーストリアの協同支援活動~

 宮城県歯科医師会へ「移動式歯科診療装置」を、また、福島県相馬市保健センターには「移動式レントゲン診断装置」を寄贈し、同時に、サンスター財団発行の「お口の健康ブック」、「ママと赤ちゃんの身体とお口の健康ブック」各500部のほか、石巻市の23ケ所の保育所が希望する図書をお贈りしました。


宮城県歯科医師会へ寄贈された移動式歯科診療装置

世界歯科衛生士賞

 「一般社会や歯科業界に優れた貢献をした歯科衛生士を称え、勇気付けるために」、国際歯科衛生士連盟(IFDH)及び国際歯科衛生誌(IJDH)と共同で創設しました。

金田博夫研究助成基金

 歯科・医科・栄養学・生化学分野の研究員を対象として、ハーバード大学医学部附属ジョスリン糖尿病センターへの留学支援を行っています。

JSDEIセミナー「糖尿病・栄養と口腔保健の推進セミナー」

 糖尿病と栄養との関連性および糖尿病と歯周病などの口腔内の疾患との関連性について主に医師と管理栄養士および歯科医師に向けた教育・啓発セミナーを開催しています。

論文「歯周病と全身との関係」のサンスター賞

 Mouth&Bodyに関わる研究の進展に貢献する論文への賞を授与しています。

出版「介護に役立つ口腔ケア」

 口腔ケアの日常的な担い手は、身近に接している看護・介護職や家族。本書では、マヒや寝たきりなどさまざまな要介護の状態に応じた実践のポイントについてイラストを交えてわかりやすく解説しています。