森永乳業株式会社のCSR活動のご紹介
消費者機構日本(COJ)では、賛助会員としてご支援いただいている企業・団体の皆様の社会貢献活動やCSR活動等について、順次ご紹介させていただいております。
今回は、森永乳業株式会社(以下、「森永乳業」という)様から、CSR活動の取り組み状況についてご寄稿いただきました。
森永乳業について
森永乳業は、大正6年、乳製品の製造を主たる事業目的とする日本煉乳株式会社として設立されました。その後、森永製菓株式会社との合併分離を経過して、昭和24年、現在の森永乳業株式会社が設立されました。
現在、森永乳業は、『乳の優れた力を基に新しい食文化を創出し、人々の健康と豊かな社会づくりに貢献する』という経営理念のもと、「お客さまにご満足と共感をいただける価値ある商品、サービスを提供する」、「変革に努め、当社独自の価値を創造する」、「社員が活き活きと働く企業風土をつくる」、「社会から信頼される企業となる」という4つの経営ビジョン実現に向けた取り組みを通じて、社会に優れた価値を提供し社会に貢献してまいります。
森永乳業のCSR活動の取り組み
森永乳業は、CSR活動に取り組むに当たって、『社会との“おいしい”共感の輪』をスローガンに掲げています。ステークホルダーとの“おいしい”の共感の輪を広げることで、社会の一員としての役割を務めてまいります。
安全・安心への取り組み
「お客さまのことを第一に」
私たちは、安全で、高品質な商品・サービスをお届けすることで、お客さまの暮らしを支えたいと考えています。そのために、「商品開発」「原料調達」「製造」「流通・販売」の各段階で様々な取り組みを実施しています。
例えば、森永乳業では食品衛生管理システムHACCP(※)に、次の3項目を追加した独自のシステムMACCPを構築し、より厳しい姿勢で品質管理に当たっています。
- ①健康危害に加え、風味や表示などの品質面も危害と捉えて管理する
- ②内部監査の重視
- ③工場従業員全員での危害分析(教育プログラム)
(※) Hazard Analysis Critical Control Point:食品の原料の受け入れから製造・出荷までのすべての工程において、健康危害の発生を防止するための重要ポイントを継続的に監視・記録する衛生管理手法
環境への取り組み
森永乳業では、循環型社会の実現に向けて、環境負荷削減と環境保全に取り組んでいます。1999年より製造事業所を中心に環境マネジメントシステムISO14001の取得を開始し、現在に至っております。製造事業所における省エネルギー活動、省資源、廃棄物削減の他、環境に配慮した原料の調達や、物流段階での環境対策にも取り組んでおります。
取引先様との取り組み
森永乳業の商品は、冷凍、冷蔵、定温、常温といった4つの温度帯で流通されています。そのため、各温度帯での商品管理において物流事業者様のご理解とご協力が欠かせません。私どもは、運送会社の方々と商品の取り扱いなどについて品質会議を開き、情報共有を図るとともに、「お客さまに高品質で安全・安心な商品をお届けしたい」という気持ちも共有できるよう努めています。
社会貢献活動・地域社会への取り組み
森永乳業の従業員は、地域の皆さまとふれあう機会を大切にし、地域の環境美化活動、ボランティア活動に自主的に協力しています。全国の製造事業所では、地元の清掃活動するほか、近隣の祭礼などに対して敷地の一部を開放している事業所もあります。
また、社会貢献活動団体に対する寄付を実施する「森乳スマイル倶楽部」が2006年より活動しています。これは従業員有志による団体で、森永乳業は同団体の寄付に対して「マッチングギフト」を実施し、この活動を支援しています。