賛助会員の活動紹介

山崎製パン株式会社の社会貢献活動等のご紹介

 消費者機構日本(COJ)では、賛助会員としてご支援いただいている企業・団体の皆様の社会貢献活動やCSR活動等について、順次ご紹介させていただいております。

 今回は、山崎製パン株式会社様から、社会貢献活動等の取り組み状況についてご寄稿いただきました。

ヤマザキパンとは

 ヤマザキパンは、昭和23年3月、飯島藤十郎社主によって創業され、欧米の先進機械設備を導入するとともに世界各国の優れた製品を日本の市場に導入し、日本の食生活、食文化の向上に寄与することを願いとして事業を推進してまいりました。

 現在、ヤマザキパンは食パン、菓子パン、和菓子、洋菓子を中心に、ジャム、デザートなどを製造しています。またヤマザキグループでは、(株)サンデリカの調理パンや弁当、(株)不二家、ヤマザキ・ナビスコ(株)、(株)東ハトのビスケット、クッキー、キャンディーなど、バラエティー豊かな製品群を製造しています。さらにコンビニエンスストアの「デイリーヤマザキ」やベーカリーカフェの「ヴィ・ド・フランス」等の自社業態店を展開しています。

 21世紀のヤマザキパンは、「今日到達し得るベストクオリティー、ベストサービスの実践、実行、実証」を目標に、お客様に喜ばれる真に価値ある製品とサービスの提供を実現し、食生活の一端を担う企業としてグループ一丸となって努力を続けてまいります。

安全安心への取り組み

 ヤマザキパンは、食の安全・安心を確保するため、「AIBフードセーフティ指導・監査システム」を機軸とした万全の体制を敷いています。

 食品衛生管理センターでは、原料や製品の検査をはじめ、製品表示の確認、製造ラインの衛生チェック、さらに社員への衛生指導などを行なっています。また、食品品質管理部は、科学的な方法に基づいた製造設備の清掃、点検、改善を推進し、異物混入防止を中心とした安全対策を徹底しています。さらにお客様相談室は、お客様からのお問い合わせや要望などをお聞きして製品の改良・改善に役立てています。

環境への取り組み

 ヤマザキパンは、事業活動の全てにおいて「地球環境に配慮すること」を基本理念として行動しています。ヤマザキパンでは、社団法人日本パン工業会の環境自主行動計画に基づいた数値目標を掲げ、最新鋭の技術と設備を導入し、エネルギーの効率的な利用や廃棄物の発生抑制と再資源化を進めるなど、継続的な環境負荷の低減に取り組んでいます。また、地域社会の一員として地域の人々が取り組む環境保全活動にも積極的に参加しています。

東日本大震災復旧復興支援

 ヤマザキパンは、東日本被災地への緊急食糧の供給を食品企業としての責務と考え、震災当日よりヤマザキグループの総力を挙げて取り組んでまいりました。今後も被災地の早期復興の一助となるべく、可能な限り支援活動を継続してまいります。

救援食糧供給活動

 ヤマザキパンは、農林水産省、自治体からの緊急食糧供給の要請を受け、震災翌日に計60万個のパンを供給しました。その後4月16日までは、計画停電のない中京・関西の7工場で生産した製品を中心に供給を行いました。救援食糧は各工場から愛知県の航空自衛隊小牧基地に集められた後、輸送機で宮城県の松島基地まで空輸され、自衛隊などによって被災者の方々に届けられました。さらに4月17日から11月10日までの期間、被災から復旧した仙台工場から宮城県石巻市の各避難所などに自社の配送車両を使用して救援食糧を毎日お届けしました。

 また、パンに加えて、グループ会社の(株)サンデリカが製造するおにぎりや、(株)不二家、ヤマザキ・ナビスコ(株)、(株)東ハト等のお菓子を供給しました。

 この間の食糧支援は、パン1500万個、おにぎり800万個、お菓子48万個、飲料98万本に達しました。

国際開発救援財団とワールド・ビジョン・ジャパンを通じた支援活動

 ヤマザキパンは、「特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン」と「公益財団法人国際開発救援財団」を通じて東日本大震災復旧復興支援に取り組んでいます。両団体は、東日本大震災発生後、速やかに被災地での救援活動を開始し、行政や支援企業とも協力のうえ、仮設住宅等において、早期の生活再建に向けた家電製品等の生活物資の提供や、子どもたちの成長を支える環境づくりなど、被災された方のニーズに合わせ迅速な救援活動を展開しています。

 ヤマザキパンは昨年、両団体に対して合わせて5億円の寄附を行い、被災地の復旧復興支援活動に役立てていただきました。また、本年5月には、甚大な被害を受けた岩手県大槌町の復興を支援するため、両団体に合わせて2億円の寄附を行いました。

食パン「モーニングスター」の売上の一部を被災地での救援活動に寄附

 ヤマザキパンは、2011年10月1日から販売を開始した食パン「モーニングスター」の売上から、1斤につき1円を、国際開発救援財団に、東日本大震災の被災地における救援活動の支援金として寄附させて頂いています。

 2012年7月度までに、累計で48,879,414円の支援金を寄附させていただきました。また、寄附対象期間は発売から1年間を予定しておりましたが、2013年9月まで1年間延長いたします。

社会貢献活動

食品科学振興

 ヤマザキパンは、「財団法人飯島記念食品科学振興財団」を通じて、食品科学の振興に取り組んでいます。当財団は、主要食糧等を原料とする食品の流通・加工および食品科学に関する研究等の推進を通じて、食生活の向上と食品産業の発展に寄与することを目的に、わが国の食品科学に関する基礎研究、応用研究の振興と前進に役立つ財団としての助成事業を行っています。

国際協力援助

 ヤマザキパンは、「公益財団法人国際開発救援財団」を通じて、国際協力活動を推進しています。当財団は、子どもの未来を育む「チャイルド・ケア」と「日本企業と日本人による国際協力推進」をミッションに掲げ、カンボジア・ベトナムなどアジアの開発途上国を中心に、医療・保健衛生・教育・農業など援助事業を実施しています。

 またヤマザキパンは、「特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン」と「公益財団法人国際開発救援財団」が共催・実施している「ヤマザキ・ラブ・ローフ募金」に協賛し、約5,300店の販売店様に募金箱を設置していただき、募金活動を行なっています。これまでの募金はアフリカ、モンゴル、カンボジア、ベトナムなどでの国際協力活動、東日本大震災やインドネシアスマトラ島沖地震およびハイチ大地震の緊急援助に役立てられています。

スポーツ振興

 ヤマザキパンは、国内最高峰の駅伝大会「全日本実業団対抗駅伝競走大会」への協賛をはじめ、「東京マラソン」などへの協賛を通じて、国際的なスポーツ選手の育成や地域の振興にも寄与しています。