コープネットグループの社会貢献活動のご紹介
消費者機構日本(COJ)では、賛助会員としてご支援いただいている企業・団体の皆様の社会貢献活動やCSR活動等について、順次ご紹介させていただいております。
今回は、コープネット事業連合様から社会貢献活動の状況について寄稿いただきました。
コープネットグループについて
コープネットグループとは、関東信越の8生協(いばらきコープ・とちぎコープ・コープぐんま・ちばコープ・さいたまコープ・コープとうきょう・コープながの・コープにいがた)およびコープネット事業連合、それらの子会社で構成するグループです。
コープネットグループは、共通の理念「CO-OP ともに はぐくむ くらしと未来」と共通のビジョンを掲げ、一貫して組合員の生活を守り、地域社会の発展に貢献できる生協を目指しています。
コープネットグループの社会貢献活動
コープネットグループは事業を行う組織として、また、消費者組織として多彩な活動を行っています。事業を通して、食の安全確保、食育や子育て支援の取り組み、災害時支援、環境保全活動などを推進するとともに、消費者組織として、事業を通じての取り組みと同期を取りながら、組合員が自主的に参加する環境の取り組みや、子育て支援、組合員同士のたすけあい、消費者問題、平和への取り組みなどへの参加やネットワークづくりを進めています。
商品事業での社会貢献
「健康で安全にくらしたい」という、すべての人に共通した願いの実現のために、コープネットグループは、コープデリ宅配事業、店舗事業を通して、毎日の食生活に役立つ事業、誰でも、いつでも、どこでも利用し続けられる事業、多様なくらしに対応するための事業を展開しています。
買い物弱者への配慮として、コープデリ宅配での目の不自由な方への声の商品案内「リーディングサービス」、赤ちゃんや高齢者、障がい者への宅配手数料の割引、店舗の配達サービス(電話での御用聞きと店舗の宅配サービス)を実施しており、夕食宅配事業、移動販売事業などの実験にも取り組んでいます。
日本を、食卓から元気にしたい。
2008年度から開始した「『食料自給率向上、食と食料生産に関する総合的推進』の取り組み」も3年目を迎えました。取り組みを組合員、消費者に伝えるために、「日本を、食卓から元気にしたい。」の基本メッセージのもとに、「食料自給力向上」「地域の生産者応援」「むだをなくす」をテーマとした商品・活動の普及キャンペーンを、8都県(茨城県、栃木県、群馬県、千葉県、埼玉県、東京都、長野県、新潟県)のコープネットグループ381万人組合員とエリア内の消費者に向けて実施してきています。
東日本大震災からの復興を支援
コープネットグループでは、地震などの大規模災害発生時に、日本生活協同組合連合会や全国の生協と協力して、緊急募金や被災地域に対し、積極的に人的、物的な支援・お見舞い活動を行っています。
今回の東日本大震災においては、発災直後には食料や燃料などの支援物資をいち早くお届けしました。現在も災害ボランティアの派遣やボランティアセンターの支援、被災地から避難された方々への支援を継続しています。また、行政との災害時支援協定に基づき、茨城・栃木・群馬・千葉・長野・埼玉の約30の自治体からの物資の要請に応えました。
組合員からの義援金も、2011年6月15日現在で、延べ32万人を超える組合員から5億円以上集まっています。6月21日から始めた「復興支援募金」も5,000万円を超えました(2011年10月末現在)。
環境保全の取り組み
コープネットグループは、将来にわたって持続可能な社会を実現していくため、組合員とともに3 つの柱で環境保全の取り組みを進めていきます。
1.低炭素社会の実現(温室効果ガス削減の取り組み)
CO2の排出を総量で削減する自主行動計画に基づいて、バイオディーゼル燃料車両の導入や、従来よりCO2の排出量を減らした環境配慮型の店舗・施設の建設、カーボンオフセットの実施などを通して、低炭素社会の実現に向けて取り組んでいます。
2.自然共生社会の実現(生物多様性を守る取り組み)
商品の販売代金の一部を寄付する「佐渡トキ応援プロジェクト」や「美ら島応援プロジェクト」を通じて、自然環境の復元と保全に取り組むとともに、生産者と消費者の交流や連携も進めています。また、環境配慮商品の普及に取り組んでいます。
3.循環型社会の実現(廃棄物の削減とリサイクル)
廃棄物の削減、店舗の食品残渣の堆肥化とその堆肥を使って育てたエコ循環米や青果物の販売などを通して、積極的に廃棄物の削減とリサイクルを推進しています。また、事業所や組合員から回収した資源物を、店舗への商品納品の戻り便を活用してコープネットエコセンターに集め、圧縮減容、再資源化するしくみは、社会的先進事例として「経済産業省の実証モデル事業」に認定されました。
4.組合員、地域とともに進める環境保全活動
コープネットグループでは、組合員とともに「1日エコライフ」「ライトダウン」などの取り組みや、「田んぼの生きもの調査」、NPO法人との協同による森林保全の取り組みなどの環境保全活動を進めています。また、地域社会の活動を支援するために、グループのいばらきコープ、さいたまコープ、コープとうきょうなどでは、NPO法人などが行う環境保全の取り組みへ寄付を行っています。
子育て応援
コープネットグループでは、宅配などの事業や組合員によるボランティア活動、子育て中の親子の集える場「子育てひろば」などを通じて、地域で子育てを応援する取り組みを広げています。また、自治体から受託した「子育てひろば」や職場内保育所の運営を行っています。
くらしのたすけあいの活動
コープネットグループでは、事業としての福祉だけではなく、組合員同士のたすけあいの活動を進めています。