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これまでの是正申入れ等の状況

~「株式会社 誠心」<結婚情報サービス事業者> において、入会初期費用額が大幅に減額されました。あわせて、入会契約書等の関係書類もよりわかりやすい内容へ改善中です。~

1.入会初期費用額(水準)の見直しを申入れました。

消費者機構日本では、「株式会社 誠心」に対し、同社の「ファイルサービスコース(優待プラン)において役務提供開始後ただちに、金額ベースで6割の役務が提供済となる仕組みを改め、中途解約時に適正な返金実施」を求める申入れ(2009年10月5日付け)を行いました。
この申入れの趣旨は、次のとおりです。(資料1<申入れ書> [PDF 326KB]

申入れ趣旨

ファイルサービスコース(優待プラン)において、役務提供開始直後に金額ベースで支払済み費用の60%の役務が提供済となる仕組みを改め、中途解約時に適正な返金を行うことを求めます。

申入れ理由>

結婚相手紹介サービスは、提供される役務の効果や目的の実現が不確実であることなどから、契約の解除をめぐるトラブルが多いという特性を有しています。このようなトラブル解決のため、特定商取引法では、結婚相手紹介サービスを特定継続的役務提供の指定役務としており、同法第49条において中途解約制度を設けるとともに、中途解約に伴い事業者が請求しうる金額の上限を定めています。
特定商取引法の趣旨に照らせば、一般的に、初期費用を名目のみで高額にすることで、中途解約時の返金を少額にすることには問題があります。貴社のように初期費用として契約総額の60%が設定されている場合は、どのような理由で初期の段階で高額な費用が発生するのか消費者に対して明確な説明が必要と考えます。その説明ができないとすれば、特定商取引法の趣旨を潜脱するものと指摘せざるを得ません。

2.入会初期費用額の見直し内容

(1) 株式会社 誠心では、2008年6月に行った東京都(「生活文化スポーツ局消費生活部取引指導課」)との確認・相談等を踏まえて、入会初期費用の内、入会金31,500円を2009年2月から廃止しました。また前年の2008年4月からは入会調査・審査費31,500円を自主的な見直しにより廃止しました<※入会金・入会調査・審査費は税込み金額>。(資料2<株式会社 誠心からの回答書等> [PDF 63.4KB])

(2) これにより、年会費を除くファイルサービスコースの入会初期費用は124,500円(改善前は187,500円)へ改められ<※登録料を除く入会初期費用額は税込み金額>、従来は「同コース・優待プラン(契約年間総費用額30万円・税別)で、役務提供開始後ただちに、金額ベースで60%の役務が提供済みとなる仕組み」であったものが、「40%の役務提供済み」へ改められました。

(3) さらに今回、当機構からの申入れも踏まえて、2010年1月1日から、ファイルサービスコースにおける個人紹介用プロフィールファイルの作成費用94,500円も廃止され、入会初期費用は登録料3万円のみとなりました。
<※ 個人紹介用プロフィールファイル作成費の徴収は廃止されましたが、同紹介ファイルの作成サービス(600枚程度作成)は継続し、その費用は年会費の中で対応するものとなりました。>

(4) この結果、入会時には「登録料と年会費」を支払う取り扱いへ改善され、また、総費用額に対する入会初期費用の割合は、当初の6割(前回改定で4割弱)から、1割以下(10%~8%)へ大幅に改善されました。
<※ただし、役務提供開始後は「登録料3万円」とは別に「月額会費分」も提供済みとなるため、総費用額に対する実際の提供済み費用の割合は上記と異なります。>

<改善前(2008年3月以前の内容):ファイルサービスコースの場合>

ファイルサービスコース・プラン名 年間総費用額(注1)<A> 年会費を除く入会初期費用額(注2)<B> 入会初期費用額の占有率<B÷A>
ファイルコース ZEST 357,000円 187,500円 53%
ZENITH 378,000円 187,500円 50%
優待プラン(注3) 313,500円 187,500円 60%

改善へ

<改善後(2010年1月1日以降の内容):ファイルサービスコースの場合>

ファイルサービスコース・プラン名 年間総費用額(注1)<A> 年会費を除く入会初期費用額(注2)<B> 入会初期費用額の占有率<B÷A>
ファイルコース ZEST 357,000円 30,000円 8%
ZENITH 378,000円 30,000円 8%
優待プラン(注3) 313,500円 30,000円 10%

<(注1)「年間総費用額」は、「年会費」を含んだ年間に支払う総費用額です。>

<(注2)「年会費を除く入会初期費用額」とは、改善前は「登録料30,000円+入会金31,500円+入会調査・審査費31,500円+紹介用プロフィールファイル作成費94,500円」の合計金額です。改善後は「登録料30,000円」のみの金額です。>

<(注3)優待プランは、2008年時点で情報提供者が実際契約したプラン金額情報に基づきます。その他のプランは現状、株式会社 誠心で作成している会員募集要領に記載された入会費用に基づいています。>(資料3<株式会社 誠心で作成している会員募集要領> [PDF 42.8KB])

<(注4)「上記記載のファイルサービスコースのZENITHプラン(男性会員が一定年齢で医師等指定職業従事者などの方)は地域により取扱いがない場合があります。>

(5) 上記のとおり、月会費を除くファイルサービスコースの入会初期費用額水準は従前よりは大幅に低く(改善)抑えられました。ただし、契約後(役務提供開始後)、中途解約した場合には入会初期費用額とは別にその時点での「提供済み役務費用(月額会費分×経過月数)」と「中途解約に伴う損害賠償額(事業者における通常の損害の額として、契約残額の20%相当額または2万円のいずれか低い額)」も返金されませんので、そのことを十分に確認した上での契約締結が重要です。

3.関係書類の見直し

(1) 株式会社 誠心では、上記の入会初期費用額の減額見直しにあわせて現在、入会契約書等の関係書類の見直しも進めています。具体的には、「入会契約書」をA3版様式に改め、表面には入会契約書欄と、右側に「会員規約」を提示、さらに裏面には「役務内容」・「重要事項」が明記され(従来は役務内容や重要事項等は別書類で用意されていた)、契約時に契約条件・役務内容等がわかりやすくなります。
また、具体的な契約プランと提供される役務内容や費用、中途解約時の精算方法、クーリングオフ取り扱い等を契約の事前に説明する「概要書面」も、単独様式へ改善されます。これによって契約の事前に、契約条件・役務内容・費用概算などについてより理解しやすい内容となります。
(資料4<株式会社 誠心で作成している概要書面、入会契約書>)

(2) 入会契約書等の関係書類の改善は現在印刷等作業中であり、2010年2月末を目途に完了する予定です。それまでの間は、上記入会初期費用額の改善内容を含め、株式会社 誠心として補足説明等を行いながら、入会契約説明と契約引き受けを行うこととしています。

(3) ついては、今後、同社の利用(契約締結)を検討される消費者の皆様は、それら関係書類を含めた十分な確認や説明を受け、詳細を把握し、納得した上でのご契約が重要ですので、あわせて助言させていただきます。